Motto the Fuchan featuring 井手麻理子 (2014-02-15)
2011年2月にスタートした「Motto the Fuchan feat. 井手麻理子」。ボーカルである井手麻理子が早口ではバンド名を言えない(?)長いネーミングの当ユニットは,今回のライブで4年目を迎えました。このページでは,このときの軽めの当日リハーサルの模様と本番のライブの様子をご紹介します。
当日リハーサル
- ※リハの邪魔にならないよう,フラッシュなしで撮影したため,ピントが甘くなっています。
- ※各メンバーの台詞はその場でスタッフがメモ書きしたものです。
15:00 サウンドチェック & チューニング
まずはドラム・マーティー・ブレイシーからサウンドチェック。その間にボーカル,ベース,ギターの面々は打ち合わせ。マーティーは必要な箇所にメモ書きを加え最終リハに備える。
15:35 リハーサル開始
田辺が音出し(リハ)開始の挨拶。全員がステージ上へ。まずリハ1曲目,田辺「カウントから。」CHIEZO「テンポわからへん。」マーティー・ブレイシーのカウントでスタートすることを確認。全員まだ表情が硬い。
15:42
1曲目終了。井手「今更なんだけど,転調前のコード,sus4か何かに・・・D♭の音が欲しい」古谷「sus系の?」井手「A♭って書いてあるのをG♭で」田辺「ソロ後半からやって,転調前4小節」マーティーのカウントでこの箇所から再度演奏,転調後2小節のみで演奏ストップ,井手「ありがとうございます。」
15:44
リハ2曲目。田辺「これはもうテンポの確認のみで。」井手「ちょびっとだけ歌を下さい。」8小節程度で確認終了。前日に既にリハを済ませているため,この日のリハは軽め。
15:45
田辺「新曲は全部やりましょう。」マーティーはコーラスの確認も。
15:50
井手(最後手を上げて終了し)「モニター,結構出てる感じ。(あと)ほんのちょびっとください。」
井手「次もマーティーが半分歌います。」マーティー「え?半分?」一同笑い。田辺「エンディング,最後8小節繰り返しのあと,皆でブレイク。」マーティー「もう一台譜面台ない?」スタッフが用意。井手「余裕があったらブレイクのところ,皆でコーラスを。」田辺「パッパパパンパーン(ベースを弾きながら)のところから入りましょう。」
再度あわせた後,井手「ここ,間,すぐ(次の曲に)入れたらいいですね。」マーティーがカウント。
15:58
演奏後,マーティー「薄いね。」田辺「これ,ちゃんとやらないとカッコ悪いよ。こういうおちゃらけたのこそ,ちゃんと演奏しないと。あとでやりましょう。」
16:03
次の曲。CHIEZOのエレピに井手があわせて。
16:07
演奏中どうもモニターが気になる。芳野「キーボードはいいんですよ。で,ストリングス,ピアノ系。」PAエンジニア(ミキサー担当スタッフ)「おんなじ(ライン)なんですよ。」CHIEZO「こっちのバランスが悪い?」
田辺「最初,女子軍団。フィル,バーンってのが欲しい。(Deep Purpleの1フレーズを弾いて)これ,Burnです。」一同笑い。^^;
田辺「次,ちょっとやるんですけど,Yumiさんに来てもらって。僕,煙草1本吸います。」
Yumiがステージ上へ。井手「コーラスやります。」Yumi「えーっ! 反対。」二人でコーラス分担を打ち合わせ。田辺,オープニングアクトの玉響(たまゆら)を紹介。
井手「メイン歌ってください。私,コーラスしたり踊ったりしてます。」といいながらステップ練習。スモーキング休憩中の田辺が「軽やかにね」とツッコミ。
休憩していたプレイヤーもステージ上へ。何故か芳野はYumiにひげをいじられている。ステップ練習を終えた井手はマイクスタンドの位置を調整。
16:17
リハ開始。リハ中の古谷の振付指導ぶりにCHIEZOも思わず笑みがこぼれる。井手はボーカルをYumiに任せて踊りに専念・・・しているせいか(?)リハとは思えぬこの笑顔! バックの田辺はそんな雰囲気にもめげず(?)冷静にサウンドをチェックしながら演奏。振付もしながらメインボーカルも取るYumiは,歌詞を確認しながらモードを巧みに切り替えている。
初回終了。エンディングがいまひとつ決まらない。古谷「最後,今やったのをもう2回。」マーティー「(PAエンジニアに)みっちゃんのサックス,もうちょっと上げて。」Yumiと井手はキーを確認。Yumi「1番と2番があるから交替で」井手「・・・(歌って)まではユニゾンで一緒にいって・・・」ボーカルパートを分担。
田辺「じゃあ,これ(この曲)だけもっかい。心持ち遅めの方がいいんじゃない?」古谷,振付指導。古谷「手ぇこっち,ケツこっち」井手に見本を見せながら解説。田辺「もっかいやりましょう。」チューニングを終えた芳野が「コーラス終わったら(カッティングをやって)必ずこれが入るから。」和やかなムードでリハが進む。
16:28
次はSHOGUNの名曲のリアレンジバージョン。まずは芳野と田辺がテンポを確認。一転して渋い雰囲気に。芳野ボーカル楽曲のため, 井手麻理子はコーラスとシェイカーを担当。
芳野「Coda, リピ(リピート)なし。みっちゃん(=古谷光広),今みたいにもっと絡んで。」田辺「見て長いなと思ったら(こっちを)見てくれれば終わります。」
16:34
田辺「これは全部やりますか。その前に(新曲を再度)出だしだけ。」イントロ+2小節で切る。その後,ライブの最後で演奏予定の楽曲に。
田辺「位置。(ワンフレーズ弾いて)"I want you back." マイクがある人はここ,歌いましょう。」CHIEZO,シンセの音を気にしている。田辺「電圧か?」CHIEZO「弾き手が悪いのか,フラットしてる」
ソロを回す順番の確認。田辺「みっちゃん, CHIEZO, ふーちゃん, 僕がベースソロやります。そのあとマーティーがドラムソロ。で,Let's..に戻ると。」井手「ソロに一回戻った方がいいですかね?」田辺「カッコイイと思うんだけど。」ベースソロから再度演奏。本番まであとほんの数時間。ソロは軽めの尺ながら相応に力が入る。
16:48
マーティー「本編終わりまして」田辺「タタスタスタスタタッタ ドン」古谷「白玉(全音符)で,ここからソロ。抜けて4つで。」田辺「じゃあ白玉から。」古谷「インタールード(曲と曲との間に演奏する曲)から。これ,変なサイズだから。」もう一度ドラムのキメをドラムのみ演奏して確認。
先ほどの演奏で課題となった新曲の再度のリハを井手がリクエストし,田辺が「もう1回。あんまりおしちゃうと,なんで(これが最後で)。」ようやく田辺の顔に笑顔がこぼれた。
16:58
演奏後,ブレイク部のみ再確認し,終了。「よろしくお願いします。」玉響のリハが待っているので,楽器を置いてメンバー全員ステージ下へ, 本番まで暫しのリラックスタイム。マーティーは入り口付近の客席で楽譜の確認。
本番
Guests
(左)ゲストのYumi(Vo)/(右)急遽ステージに上がってくれたYammy(Cho)(左から二人目)
Motto the Fuchan feat.井手麻理子 Members:
井手麻理子(Vo/Per)
芳野藤丸(Gt/Vo/Cho)
古谷光広(Sax)
CHIEZO(Kb)
Marty Bracey(Drums/Cho)
田辺モット(Bass)
(Other Shots)
Motto the Fuchan feat. 井手麻理子
CHIEZO(Kb)/古谷光広(Sax)/田辺モット(Ba)/井手麻理子(Vo)/芳野藤丸(G/Vo)/Marty Bracey(Ds)
当日セットリスト
- Opening
- When A Man Loves A Woman (Percy Sledge)
- Spinning Wheel (Blood Sweat & Tears/ Shirley Bassey)
- La La Means I Love You (The Delfonics)
- Ain't No Mountain High Enough (Marvin Gaye & Tammi Terrell)
- カサブランカ・ダンディ(沢田研二)
- I'll Always Love You (Whitney Houston)
- Dancing Queen (ABBA)
- Bad City Bossa (SHOGUN)
- There Must Be An Angel (Eurythmics/ 井手麻理子)
- I Want You Back (Jackson 5)
- Rock Steady (Aretha Franklin)
- Encore: Can't Take My Eyes Off You (Frankie Valli/ 井手麻理子)
- Encore: Call Me (Blondie)