ベーシスト田辺モット公式サイト
田辺モットへの質問集です。今後少しずつインタビューを増やしていく予定です。
当時(中学生)まわりにベースを持ってる奴が一人も居なかったので目立とうと思ったのと、ベンチャーズを観に行った時にベースの音の存在感に感動したのを思い出して、って事かな。
中学の頃は皆と同じ様にディープパープル等は当然コピーしたし、当時ハンブルパイの大ファンで一番たくさんコピーしてました。
高校の頃はオリジナル曲のバンドを組んでLive活動もしてたし、ブルース、R&B等の黒人音楽、さらにはマハビシュヌオーケストラみたいな変態音楽?や、プログレ、ラテン、ジャズ、環境音楽等々ハコバンを始める頃には一通りの音楽には触れてました。
18歳でハコバン(サパークラブやホストクラブ、キャバレー等で演奏するバンドです) を始めたのが最初で、きっかけは忘れました^^;
19歳で友達を頼って上京して、プロ、アマを問わず、がむしゃらにミュージシャン、音楽関係者に接触して何とかチャンスを掴みました。これもあんまり覚えてないけど、とにかく青春してたっす。。
田辺のコメント関連サイト:
SOWはボトムも大事ですが、三人編成という事でアンサンブル上どんどんスペースを埋めていかねばならない緊張感と辛さ、楽しさが三位一体のグループです。
初期の頃、僕自身未熟だったせいか、そうる透のドラミングに合わせられなくて苦労しましたが、脱退後、10周年、20周年記念Liveと徐々にフィーリングが良くなっていく様です。キャリアを積み重ねる事でそうなったのかな? 30周年Liveがとっても楽しみです。
(a)難波さんの書くフレーズはギター、ベースの運指、ボイシングを完璧なほど研究されてるので決め事はとっても弾きやすいです。それ以外ではSOWはプログレといっても(僕の在籍していた時代は特に)インプロヴィゼーションが主流でやはりスペースを見つけて穴を埋めていくって事でしょうか?
(b)ドラマーの多くはギター、キーボードが速弾きすると「俺も!俺も!」ってついて行くんです(笑)。そういう時こそベースがリズムの要になれるよう心掛けてます。
初めて合わせるドラマーには二通りのアプローチをします。
ひとつはルート音のみ全音符等のロングトーンでしか弾かない。
それとは逆に僕の方から細かいフレーズをドンドン仕掛けていく。
それで、そのドラマーの癖(間)を感じとってスペースを埋めていくというやり方です。
河内淳一のソロLiveで初めて一緒に演奏しました。
リハーサルは松原正樹の自宅スタジオでヘッドフォンしながらやりました。なのでレコーディングみたいな感じでドラムの音もクリアで今でも印象に残ってます。
パワフルというよりも、さすがスタジオミュージシャン歴が長いだけあって, 細かいハイハットの小技やシンバルのキレ等、ディテールにこだわってるなぁって思いました。僕のベースとの相性もとっても良かったです。
古風な言い方ですが、やはり「間」でしょうか。呼吸間というか。。
ありません。ミュージシャンはオリジナリティーが大事なので相手に音質を合わせる事はしません。ただ小屋に応じてローをカットしたりハイを上げたりはしますが。。ちなみに僕はフレットレスベースがメインなんですが、フレットレスを弾く時はフレッテッドに近く、フレッテッドを弾く時はフレットレスっぽくイメージして演奏するよう心掛けてます。
好きなドラマーは大勢いますがあえて「ナラダ・マイケル・ウォールデン(Narada Michael Walden)」でしょか?
あとRushの「ニール・パート(Neil Peart)」なんかも好きかなぁ?
パワーがあって、スコ~ン!とぬける音色。そして何より大事なのはロックスピリットです。ジャズのドラマーでは叩けません(逆にロックドラマーが叩く4ビートも怪しいもんですが)。世代にもよりますが、僕が音楽に熱中し始めたころは、ベトナム戦争やら安保やら、平和へのメッセージとか・・・。ポリシーっていうか「ハート」ですよね。
ただ音楽のカテゴリーの中のロックになってしまってる昨今、少し気になるとこです。
田辺のコメント関連サイト: